調味料 豆知識

キャンプに持っていく塩って何が必要なの?味なんて変わらない?

キャンプに持っていく塩って何が必要なの?味なんて変わらない?

キャンプと言えば「肉」って人が多く、ミルを削って食べるのが、なんかカッコイイ感じがしますよね。
赤いキャップのあいつ、食塩をそのまま持っていく人もいると思います。

肉だけでなく調理をするうえで欠かせないものですよね。そして人間には必要不可欠な成分になります。
今回は塩のみにスポットを当ててクレイジー○○やハーブソルトなどの混ぜもの無しの純粋な塩を紹介します。

でもちょっと待って!おすすめの塩って?教えます。万能で使える塩はこれ!!

岩塩。

いいえ、海の塩です。

地中海ソルトが一押し、一度使ってみて下さい。絶対満足します
ミルで引くものがあればなおさら間違いないです。

健康にもよく何より味を感じることが出来るおススメの塩です。

その理由は以下から・・・

塩の種類はどんなものがあるか?

塩には様々な種類があります。
大きく分類すると海・岩・湖の三種類 本来は用途によって使い分けるものです。その種類から細かく分けていくと相当な量になると思います。

食用に使われるものから美容や健康に支持されているものあり、成分量によって味も変わってくる。主に摂ることが出来る場所が➀海なら海塩・②地中なら岩塩・③湖なら湖塩となります。

➀海塩

日本産の塩のほとんどが海水塩。海の恵みがであるカリウム・マグネシウム・カルシウムなどのミネラル豊富 石鹸にも使われている 成分では岩塩より優れています
疲れやすい人や体調不良の人、また肌の調子を良くしたい人には海塩

海塩の種類

自然海塩
せんごう塩 日本の塩の一般的な作り方で海水を煮詰めて作る調理中にも調理済の食べ物にも
天日塩 太陽の自然な力で水分を蒸発させ 干して作る方法、海外でメジャーな方法。
数ヶ月かけて太陽光と風だけで水分を飛ばしたものを完全天日塩、
平釜で煮詰めて水分を飛ばしたものを平釜塩。
柔らかく程よい塩味 おにぎり、焼き魚 粗塩は赤身の魚や赤身の肉に合います。

精製塩(食塩) 食卓塩 天日塩を科学的製法によってつくる 人によっては塩じゃない!って言う人もいる。
・サラサラして塩味も強くない、
・料理の味を更に引き立てる
・様々な料理に使用することができ、扱いやすい塩です
・精製塩は塩化ナトリウム99%。ミネラルはほぼない。

②岩塩

ヒマラヤやアンデス山脈が有名。もともと海だった所に地殻変動によって海水が閉じ込められ出来たのが岩塩です。鉄分を含むためピンク色のものが多く、海水塩に比べしょっぱいのが特徴。

・世界の塩生産の2/3は岩塩って言われている。
・粗いものは、肉や魚のソテーや、ムニエル・グリルなどに使用する
・塩辛さが強い、味付けをしっかりし、スパイス感覚で使用。
・石のように塊のものや、水分多くドロドロのものがある。
・不純物のない中心部の結晶を人が食べています。
・色が赤くなればなるほど塩辛さは消えて独特の甘みが出る

岩塩の種類

ピンクロック
まろやかな塩味。天ぷら料理や魚料理に合う
クリスタルロック
不純物が少な岩塩。まろやかな塩味で、料理の飾りに最後にかけられることも
アンデスロック
ミネラルが10~20倍、カルシウム、鉄分不足な女性や高齢な方におすすめ
肉や魚料理にまぶし、素材の味をしっかり閉じ込め旨味を逃がさない。
ヒマラヤルビー
ヒマラヤ山脈から採取され、7~13種類のミネラルを含んだ100%天然の岩塩でルビー色、独特な風味があり、ステーキ・肉系といった料理に
食用サプリもあり温泉と同等のミネラル成分が含まれており、入浴剤としても使用されている。冷え性・肩こり・肌荒れ・乾燥肌などに
モンゴルロック
モンゴルの奥地から採取された塩で、オフホワイト色。えぐみを感じないソルト。マグネシウムを含まない、カルシウムやカリウムのミネラル成分多く、魚の塩焼きに合う
ブルーロック
中東南部地方から採取されたブルー色の珍しい高い塩
鉱物を多く含んでいるため、金属のような冷たい食感をしているらしい、辛みが強くローストビーフや鶏肉、豚肉料理の下味などに使われるようです。

③湖塩

塩分濃度が高い湖、もしくは地中の岩塩が雨水や地下水で溶けて湖になったもの。死ぬまでに一度は訪れたい絶景ナンバーワンのウユニ塩湖が有名である。その他にはカスピ海やバルハシ湖、死海、などがあります。
じっくり火を通すと甘さが出て、煮込み料理に最適でマリネにも使われている。海水塩と岩塩の中間的存在である

湖塩の種類

ウユニ塩湖
ピラミッドソルトと呼ばれ、ピラミッドの形をしていて甘味を持っている。
死海
海水の塩分濃度が約3%に対して、死海の塩分濃度は30%とも言われているくらい非常に塩分濃度が高く魚のいない湖です。
マグネシウム、カルシウム、ナトリウムといったミネラルが一般の海水に比べ高い
天然ミネラルが、皮膚病や皮膚炎、リウマチなどに良いといわれている。美容・化粧品やスキンケアグッズなども使われている。
デボラ塩湖
プロ愛用の塩として料理業界では有名な、海塩よりもマイルドで岩塩よりもしっかりとした塩味、料理のアクセントとして使われています。

 

塩の味の感じ方

 

実際は塩を溶かした水を飲み比べた時、味の違いは感じられないって言うデータがあります。

しかし実際には味の変化があるのはどうしてでしょうか?

 

成分での感じ方

塩の味は含まれているミネラル分によって変わると言われており、メインはこの四つです。成分表を見てミネラルの種類によって合う食材を載せました

ナトリウム……塩辛味(しょっぱ味)多いほど辛みが強い 少ないとマイルド
調理された肉や魚。ステーキや煮物、天ぷら
カルシウム……甘味まろやかな味わい
刺身など、生の魚 野菜、サラダ
カリウム……酸味 塩辛さも感じやすく刺激がある
イカ刺し
マグネシウム……苦味 にがりを使ったもの味わいは深く
てんぷらや白身の魚や肉

1日に推奨される食塩の摂取量と、ミネラルの摂取量とを比較しても、食塩からミネラルを摂取するというのは、あまり現実的ではなく「様々なミネラル」は、多くても、たった3%これでは塩分過多になるほうが先の気がします。

 

大きさでの感じ方

大きさこそが味の核になっていた
塩の大きさなどの粒の状態や、表面がサラサラか、ザラザラっていう違いで食の感覚が変わりそれが味に影響しています。大きめをあとから振りかけるなどの仕上げに使うと、アクセントになります。粒がゆっくりと溶けるので、少しマイルドな味わいになります。
大きさによって合う食材も載せました。

1ゴロゴロしたもので粒が大きなものは、強く味が残る。口の中に長くしょっぱい味が残る。
まろやかな味わい。赤身肉や生魚、マリネや肉の漬け置きパスタを茹でるときに使用
2大き目 口で余韻を楽しめるもの
ステーキなどの肉料理 シンプルなもの野菜の下処理
3小さな粒は口の中ですっと溶け後味をひかない
てんぷら 白身魚 野菜の素材を引き立てる スイーツも

 

 

まとめ

味は、塩の種類でも変わるが、基本は塩の大きさで変わります。そこでミネラル成分を含まれることにより健康面の意識が向上される海の塩。
天然の太陽と風の恵みで作られた地中海ソルトが鉄板です。

 

 

独り言

塩の種類による味の違いは、ほぼない

粒の大きな塩は肉や魚、粒の小さな塩は野菜

ミルで荒く削って肉料理や白身魚ソテーにも

野菜には細かくして塩気がスッと溶けるサイズを使用

ミネラル多い塩は体調不良の人や健康志向の人にお勧め、しかし現実的ではない。

塩をそろえていくなら 食卓塩、海水塩、岩塩の順で三種類

減塩用の塩は、塩化ナトリウムの一部を塩化カリウムで代替している 肝臓気になる人は注意

食卓塩は湿気にくい、塩の出番が少ない人は、炭酸マグネシウムなどを添加した、湿気にくい塩を推奨(食卓塩)

天日塩のようなにがり成分の多いものは、より湿っけやすく、べたつきやすい。肉や魚に振り塩をする際など、料理の下ごしらえに使用

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