キャンプで魚を焼こうとすると大体失敗するって人が多いです。
それは家庭のガスコンロやグリルとの違いを理解していない人が多いからって話です。
炭の火力は家庭のガスの2~3倍はあるのであっという間に焦げてしまうのです。炭だと焼き時間は半分ぐらいで出来ちゃいます。
魚の開き、干物などを炭火で美味しく焼くためのコツ
今は便利な家電調理がたくさん出てきて簡単に作れるけど、味がどれも感動するものではないってばあちゃんが言ってました。
確かに昔からある七輪のようなものを使用して炭火で焼くとなんでも美味しくなるのは気のせいではないようです。
炭での調理は確実に何倍にもおいしいものになります。
でも準備や片付けが大変であることは確かです。その不便さをキャンプでは楽しんじゃいましょうよ♪
炭の種類は??
自分はオガ備長って炭を使っています。
炭の種類についてはまた後日記事にします。
オガ備長は火が点きにくい 特に炭の中でも点きにくい部類になります。しかし一度火が付くとかなり長い間使うことが出来ます。状況によっては半日以上はその火をキープできます。
しかも食材もおいしくなるっていう魔法かよってアイテムです。
せっかく炭をおこしての魚焼き!するなら覚えちゃいましょう
焦がさずに中がふんわり超オイシイ焼き方ポイントを
遠赤外線パワーで表面はカリッとさせ中までしっかり火を通します、風味や香りが損なわれにくく 最上級なおいしさを恵んでくれます
焼き方のコツ
➀魚の水分は旨味なので水分を必要以上に飛ばさない 皮面はひっくり返したら少しだけ焦げ目をつけて完成
※家庭のグリルは上の火がある為水分を飛ばしやすいです。
②強火の遠火 炭にはしっかりと火を通している状態で焼き始める
炭火はかなり火力が強いため近くに置くとあっという間に火が通ります。そのため適度に離して焼くことで火力のコントロールをしましょう。
③煙は気にするな
煙が食材を美味しくしてくれます。
④赤外線を使って遠くから焼くのが最もいい状態になる。科学的根拠はググってください。
⑤焼く直前に薄く酒を塗ると、良い焼き色が付きます
焼き方・手順
➀冷凍の魚なら解凍しておく(30分程度)
※ちなみにフライパンなどで焼く場合は冷凍したまま焼きます。これめっちゃ注意!!
※冷凍のままでも問題なくおいしいです。焼き時間が2分程度長くなるぐらいです。しかし身が少しべちゃつきます。
②炭をしっかり熾しておく 自分は時間短縮のためバーナーでやっつけます。
③網をしっかり過熱しておき5㎝のところで手をかざし10数えられるくらい(140℃以下)にする
※10ミシシッピです。
※炭との距離は15㎝ぐらいが理想です。
④身側を下にして焼き始める 焼き目が気になったら箸で少し持ち上げ確認 (ひっくり返さない)
⑤表面がパリッと焼けたらひっくり返す。
※魚によってまちまちですが大体2~6分の間です。
※皮からの脂で焼き目がポツポツ出るそれが広がってきたら焼き上がり。またその脂が炭に落ちパチッパチと音がしたら、ひっくり返しと焼き上がりの合図
※サンマなどは遠火でゆっくりすぎるくらいが皮がめくれないコツになる
⑥同様に皮がパリッと焼けたら完成
※目の色での仕上がり判断。 透明→白濁色(80%程度の火の通り)→白(100%の火の通り)→目がへこむ(焼きすぎ)
※表面の仕上がり判断。 沸騰した水の様にフツフツとなれば完成
※「海魚は身から、川魚は皮から」って言葉を聞いたことがあります。が関係ありません。お皿に乗せるとき見える方から焼きます。基本は頭が右側になります。
ポイント
炭の火力がしっかり通っており充分であれば、表面はカラッとなり魚の脂で網にくっつきにくいです。
鮮度の悪い魚や、身が柔らかいものは注意が必要です。⇒あみはしっかり火を通し、油を塗っておくとくっつきにくいです。
焦げと焼き目の境目が絶品 焦がさないようにきれいな焼き色がベストです。
焼き目がつくと魚の臭みはなくなります。
ヒレには塩をつける化粧塩をすると焦げにくいです。
サンマなどは煙ありきで燻すことでおいしさ200%アップです。
焼いている間はこまめに動かさないことが大切です。一回ひっくり返すのみ。
ミリン干や粕漬などは焦げやすいので注意が必要です。
食材
魚の開き、または干物
ココがこだわり
炭火焼きの香ばしさと、ジューシーな魚の旨味、一度味わうとまた食べたくなります。
魚の焼き方ランキング
おいしさ、味のよさ
炭⇒グリル⇒フライパン
準備・片付け楽さ
フライパン⇒グリル⇒炭
炭の準備は面倒だ!でもおいしい魚が食べたいって方は
炭火なんてやっぱり面倒なんだよな。ササっと美味しく焼ける方法はないのかな。
そんな方におすすめアイテムは
セラミックの焼き網
スーパーやホームセンターで購入できるセラミック入りの焼き網を使ってください。
これで赤外線の力を借りてふっくらジューシーに焼けます。 炭火にはかなわないけどね。
※下の火力を最強にしてセラミックを二重構造にして強制赤外線パワーなる人もいました。
フライパンを使う
オリーブオイルを使用して焼く。オリーブの膜によって焦げにくく表面カリッと中ふっくらです。
まとめ
キャンプで魚を焼くときには是非とも不自由を楽しんでください。
つまり炭をおこして魚を焼くのです。食感ホクホク!!皮がパリッ!!
大変かと思いますが、その努力は食べた瞬間に報われますのでご安心を。
キャンプの場合は魚だけでなく肉はもちろん焚き火を楽しむ際にも炭があれば安定した火を眺めることが出来ると思います。
手間がかかるけど、、、それでももう一度食べたい!!って思うのが炭の魔法です。